第2回:ループと配列の冒険

🗣 はじめに

ラバーダックデバッグっていうデバッグ方法、知ってる?

エラーで困ったとき、ゴムのアヒルに「なんでできへんねんやろ?」って語りかけると、意外と自分で答えを見つけられたりするんです。

でもね、今のアヒルは賢い。黙って聞いてるだけじゃなくて、「こうしたら直りますよ〜」って返してくれる。そう、AIのことです。

プログラムにはコメントアウトっていう“しゃべらないけど気持ちは書ける”スペースもあります。日記みたいに使う人も多くて、「今日ここで詰まった!」とか「明日の自分がんばれ☆ミ」って書くの、あるある。

今回はそんな“心の声と技術”がちょっと近づく回です🐣

デバッグもプログラミングの楽しい部分。怖がらず、遊びながら慣れていきましょう!

🎯 目標

プログラムを「書いて動かす」だけじゃなく、「直す」楽しさも体験してみよう!

① Helloを5回表示するプログラム

まずは「同じことを何回も繰り返す」方法を学びます。Pythonでは for 文を使えばそれが簡単にできます。

for文 の基本構文:

range(5) は「0〜4」までの5回を表します。Pythonは0からスタートするのが特徴!

使い方例:
for i in range(5):
  print("Hello!")

このiは「今は何回目か」を表す数字の箱みたいなもの。繰り返しの回数を数える便利な役割があります。

使用箇所:
ボタンを5個作る、5回挨拶するなど、同じ処理を何回もしたいときに使います。

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② リストに挨拶を入れて順番に表示

複数の言葉をまとめて管理したいとき、Pythonでは「リスト(配列)」を使います。

リストの使い方:

使い方例:
greetings = ["A", "B", "C"]
for i in range(len(greetings)):
  print(greetings[i])

リストは言葉や数字を順番に箱に詰めたようなイメージ。

プログラミング言語によって0始まりと1始まりがありますが、Pythonの場合は初めの数字は0なので気を付けましょう。

使用箇所:
複数の選択肢や挨拶、メニュー一覧などをまとめるときに便利です。

len() 関数は「リストの長さ(要素数)」を教えてくれます。

つまり「中身がいくつか分からなくても全部に対応できる魔法の道具」です。

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③ コメントアウトの本当の意味と使い方

コメントアウトとは、コードの中に書く「説明文」や「メモ」のことです。
プログラムの動作には影響しませんが、とても重要な役割を持っています。

#(シャープ記号) を行の先頭につけると、その行はPythonが無視します。

コメントアウトの主な目的:

実際の例:


  # ここからユーザー入力処理開始
  name = input("名前は?")

  # TODO: 後で結果表示を追加予定
      

コメントは単なる「気持ちや日記」だけでなく、プログラムの理解と保守性を高めるための必須ツールです。
短いコードでも何をしているか明確にするために、習慣的にコメントを書くことが大切です。

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🧠 デバッグのすすめ

動いていないときは、print("ここまで来た") と途中に書いて動作を確認しよう!

それだけでも「どこまで動いてるか」が一気に見えるし、ストレスが減ります。

そして、焦ったときこそ「ちょっと笑えるコメント」があると救われます。「明日の自分がんばれ☆ミ」とかね。

📘 復習課題

復習は繰り返しの力。何度もチャレンジしてしっかり身につけよう!

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